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North & West Highlands Tourist Route
               2010年6月11日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

Countryside Countryside

昨日訪ねたダンカンズビーヘッドから西に進みダーネス(Durness)から南下しアラプールまでの道を"North & West Highlands Tourist Route"と呼ぶらしい。 あるサイトの紹介では山(mountains)あり、湖(lochs)あり、川(rivers)あり、海岸線(coastlines)良し、断崖(cliffs)良し、湾(bays)良し、農場(farms)あり、 村(villages)あり、町(towns)ありだとそれぞれに形容詞がついて称賛している。
サーソーを出発し、しばらくは農地や牧草地の中を走る。時折右手に海が見える。リーイー(Reay)村を通り過ぎて間もなく荒野に入る。 湖がいたるところに見られる。ヒースと岩と湿地に覆われているようだ。イングランドのムーア(Moor)と似た地形だが、スコットランドの地図上にムーアの文字は見当たらない。 ボーギー(Borgie)を過ぎた辺りでのA836からの景色だ。

Countryside Countryside

ベティーヒル(bettyhill)を過ぎた辺りからは道路は1車線シングルトラック(Single Track)となり、行き違いは待避所"Passing Place"でしかできなくなる。 A道路とは思えない荒涼たる風景が広がる。しかし、交通量は少なく、ドライバーのマナーも良いし、何より適度なスラロームとアップダウンが快適なドライブを呼ぶ。 湖は次々と現れ、その一つひとつの水の色が異なる。また時には道路の直ぐ脇まで迫る。
写真はエメラルドグリーンのタン海峡(Kyle of Tongue)湾口あたり(左)と霧に煙るとBen Loyal(標高2509フィート)だ。

Countryside Countryside

羊の姿は見られないが、荒野に柵が見られるし、道路にはキャトル・グリッド(Cattle Grid)が設置されていたりする。 快適に飛ばしていて、グリッドに気づかずノーブレーキで通過してその震動と轟音に驚いたり、 ジェットコースターのようなアップダウンも現れたり、悪路好きには堪らないドライブだ。
満々と湛えられた湖面はA838の路面より高いように見える湖を脇を通り、ホープ湖(Loch Hope)を渡る辺りは高原の別荘地を思わせる佇まいが見られたり変化に富む景色だ。
写真はコバルトブルーの美しいエリボール湖(Loch Eriboll)だ。突き出した島Ard Neakieが特徴的だ。

Countryside

スムー洞窟を出発すると間もなくダーネスを通過する。スコットランド最西北の村だ。この村の近くに バルナケイル・クラフト村(Balnakeil Craft Village)なる情報がある。 1950年代の冷戦時代の英国防省の核攻撃に対する早期警戒ステーションの建物が1964年からクラフト村に転換したもので、ユニークな村のようだ、 ショップやレストランもあるようで興味を惹かれるが、先の行程を考えるとここはパスせざるを得ない。ダーネスの村外れで小さな渋滞に合う。お羊様のお通りだ。
A838を南下、A894に入る。地図を見るとこの辺りは湖だらけだ。カイルストローム(Kylestrome)の手前あたりにビューポイントのマークがある。 パーキングも整備され展望台もある。南にあるチェアーンバイン湖(Loch a' Chairn

Countryside

Bhain)を見下ろす素晴らしい光景だ。黄色のヒースも美しい。
ニュートン(newton)を過ぎた所でB869に入る。アラプールへはA894を直進する方が近いのだが、 「鉄腕ダッシュ ソーラーカー一筆書きで日本一周」を真似して出来うる限り海岸線を走ろうという魂胆だ。美しい海が見られるという情報だ。
ダーネスから1時間半、ドラムベッグ(Drumbeg)に着いた。ここもビューポイントのマークがある。パーキングがありライダー5、6人がたむろしている。 バイクの脇に車を止める。目の前にドラムベッグ湖が見られる。道を挟んで小さな店がある。田舎のよろず屋だ。 アイスクリームとお菓子を求め、トイレがないか訊ねると「50m程先にパブリック

Countryside

トイレがある」という。トイレの先にもパーキングがあり、 ここがビューポイントだ。湖に負けず劣らず島の数も多い穏やかな湾が広がっている。美しい。
ブリストルから来たという先客が島の間を指さし「白い波頭はドルフィンだ」と教えてくれる。アイスクリームを楽しみながらのんびり見つめる。
B869を尚も進むA837に出る手前あたりで前方に"SUILVEN"や"CANISP"などの美しい山々が見られる。サイクリストの姿が多い。 このアップダウンのある道を良く走るものだと感心する。追い越す道幅はない。ゆっくり追走すると、しかるべき場所で道を譲ってくれる。 お互い手をあげ「Thank you」、気持ちの良い挨拶だ。

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A837を戻らず更に海岸線を進む。ロッキンヴァー(Lochinver)から先はローカルロードだ。もちろんシングルトラックの道で、 海岸線を走ったかと思えば、内陸に入り湖の脇を走り、川を渡り、また海岸に出る。常に水辺を走っている感じだ。 対向車もほとんどないから時速50マイルは下らない高速ドライブを楽しむ。アキティビー(Achiltibuie)村まで進んでUターンする。
帰路もローカルロードを走りドラムルーニー(Drumrunie)でA835に出る。この道路は右手にずっと大小4つの湖を見ながらのドライブだ。 今日は水のある風景ばかり見てきたが、実は水が苦手なのだ。満々と水を湛えた湖やプール、波の押し寄せる海岸などを見ると足がすくむ。 高い所に上った時と同じ感覚だ。

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途中、湖畔で一休み。来週のオーバン(oban)滞在中に予定している乗馬トレッキングの予約を入れる。 「ビギナーだが大丈夫か?」と念押しをして「ノープロブレム、ウエルカム」の返事に一安心だ。
同じくオーバン滞在中にロッホローモンドのクルーズを予定している。予約の電話を入れると「予約の必要はない。当日桟橋に来れば良い」とのことだ。 どちらも晴れてほしいものだ。
スカイ島(Isle of Skye)のレストランを予約してある。世界ベスト50にランクされるレストランとの情報を得、早々に予約したのだが、 「2日前にリカンファームの電話を入れろ」とのことだ。何だか癪に障るが、仕方がないので電話をする。こちらも問題なしだ。

Information
 Address  Highland, Scotland
 Telephone  -
 Web Site  North & West Highlands Tourist Route

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

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